南海トラフ地震に備えるブログ

南海トラフ巨大地震の予兆や被害規模、シミュレーションなど地震に備えるために必要な情報を書いて行きます。

南海トラフ地震を予知するための7つの方法

 

南海トラフ地震のこの先30年以内の発生確率は

70%以上といわれています。

 

いつ起こるかわからない地震におびえているわけですが、

実は地震を予知、予測するために日本が取れる行動が

いくつかありますのでご紹介したいと思います。

 

(1)GPSで変動計測

 国土地理院が全国1240か所に設置しているGPSによる電子基準点で大地の変動を察知することができます。自身の半年ほど前から大地の大きな伸縮が繰り返し観測され始めることが多いようです。

 

(2)上空の電子数計測

 GPS衛星から送られるマイクロ波が上空に浮かぶ電子にぶつかって遅れることから電子の数をはかることができます。大地震の1時間ほど前からの直前予知に効力を発揮する可能性があるようです。

 

(3)電磁波の観測

 地震発生の数週間前から、FMラジオの電波などが本来届かないはずの遠方まで届く現象などが観察されます。震源を挟んで電波の発信元と受信先を設置する必要があり、観測体制の整備が課題となっています。

 

(4)前震の活性化

 海溝型地震震源になると予想される場所で小さな地震が発生し、その頻度が増加していくようなときには大地震につながる恐れがあります。但し、関係のない小さな地震との区別が難しいという難点があります。

 

(5)深部低周波微動

 防災科学技術研究所の公開しているHi-netで観測ができます。東海地方や紀伊半島ではほとんどの有感地震の前にこの現象が発生しています。但しどこの地域にでも同じような相関関係があるわけではないようです。

 

(6)動物の異常行動

 地震の前兆として有名ですが、科学的な根拠はありません。但し、中国では1975年、海城地震のとき、市民から寄せられた動物の異常行動の情報から事前避難を行い、被害の拡大防止が可能となりました。

 

(7)地震雲

 報告例は多いが多くの科学者は懐疑的に判断しています。震源と関係ない位置でも多くみられる現象であり、関連性は低いようです。但し、震源の真上で地震直前、太陽が歪んで見えた例などもあり、大気の変化との関係がないとは言えません

 

(8)月と太陽の引力の変化

 統計的には月と太陽の引力の影響が大きい時期に大地震の多くが発生している。必ずしもこれだけが原因とはいえないがより、地震に注意すべき時期として判断材料の一つにはできます。

 

 

いかがでしたでしょうか。

地震の予知については常に研究をされていますが、

完全に予知することはできないようです。

 

もっと研究が進めばより事前の行動が可能になるかもしれません。

 

 

 

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