余震はいつまで続くのか、地震発生後の余震のメカニズムについて探る
大きな地震が起こった後、さまざまな被害が広がって
不安も募っていくことになります。
そんな中、より不安を与えるのが、余震です。
小さな地震が連続して発生します。この小さな地震のことを余震と言います。
余震は大きな地震の直後に続くことが多く、時間がたつにつれて
だんだん少なくなって生きます。
余震はどのくらいの頻度で起こるのか。
正確な数はその地震の規模によりますが、
目安としては2日後に2分の1、10日後に10分の1、20日後に20分の1と
言われています。
2011年3月の東日本大震災においては、震度5以上を観測した地域では
当日は127回、1日後77回、2日後33回、3日後は27回の
余震が記録されています。
余震がなぜ、いつまで起こるかは謎の部分が多いのですが、
現時点では次のことがわかっています。
本震の規模が大きければ余震の規模(回数や大きさ)も大きくなります。
また、本震から最大余震までの間隔の目安は、地震が起こった地域から
内陸の方が短く、海の方が長い傾向があるそうです。
余震から身の安全を守るために。
政府は「大地震後の地震活動の見通しに関する情報のあり方」(平成28年8月19日)を
発表しました。
これによると、最大震度5弱以上が観測された場合、
もしくは最大震度4以下ではあるが地震が多発する場合における
地震後の対応について説明されています。
気になった記述は、
大きな地震(本震)が発生した後、、2~3日間においては、
大地震が引き続き発生しやすい状態にあるので注意する必要が
あるということです。
その震度は、本震のマグニチュードマイナス1くらいの大きさが
想定されます。
余震は、地震発生直後の恐怖している状態で、
複数回にわたって被災者の不安を煽るものです。
警戒しなければなりません。
しっかりと心構えをしておきましょう。