スロースリップという南海トラフ巨大地震を予言する現象とは??
地震発生のメカニズムとは?
地震の発生に関して、
海上自衛隊の船が海洋調査をしています。
地盤の動きを測定する装置を海に沈め、
巨大地震の前触れとなる動きがないか監視しています。
南海トラフは東海から九州までおよそ700キロに渡ります。
陸側のプレートの下に海側のプレートがあり、
固着域というプレートがぶつかった部分があります。
そのため、海側のプレートに押し込まれ、
陸側のプレートが曲がって行きます。
歪みが生まれ、それが限界に達すると
固着域が剥がれ、陸側のプレートが跳ね上がります。
この固着域が四国から関西にかけて大きくあり、
これが剥がれて、プレートが跳ね上がることで
巨大地震が生まれるのです。
最大マグミチュードは9.1と想定され、
最大震度は7です。
高層マンションは大きく揺れ、
名古屋にも最大5メートルの津波が、
そして大阪にも、、、
これまでの日本
が経験したことのない巨大災害です。
南海トラフ地震と発生させるスロースリップとは何??
Xデーの鍵を握るのがスロースリップという現象です。
このスロースリップは先ほど説明した固着域の周辺でおこります。
陸側のプレートの一部がゆっくりと動く現象です。
危険なものだと考えられていませんでした。
しかし、2011年の東日本大震災の時からその認識は塗り替えられました。
マグミチュード9の地震が起こるまでに、
まるで前触れのようにスロースリップが起きていたのです。
さらにメキシコで発生した大地震、
実は南海トラフにおいても奇妙な動きが見受けられるそうです。
それは日向灘周辺です。
2002年~2004年、2006年~2010年、2013年と
向かってスロースリップを繰り返しているようです。
新たな歪みが生まれ、巨大地震を誘発してしまうのです。
いかがでしたでしょうか。
スロースリップという現象の怖さがわかっていただけたと思います。
そして、巨大地震発生の時期を確実に縮めていると言えます。
1回1回の発生はそれほど大きな影響は与えないとのことですが
最後の一撃になり兼ねませんので注意が必要です。
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