南海トラフ地震に備えるブログ

南海トラフ巨大地震の予兆や被害規模、シミュレーションなど地震に備えるために必要な情報を書いて行きます。

スロースリップという南海トラフ巨大地震を予言する現象とは??

地震発生のメカニズムとは?

 

地震の発生に関して、

高知県室戸岬南海トラフの真上において

海上自衛隊の船が海洋調査をしています。

 

地盤の動きを測定する装置を海に沈め、

巨大地震の前触れとなる動きがないか監視しています。

 

南海トラフは東海から九州までおよそ700キロに渡ります。

陸側のプレートの下に海側のプレートがあり、

固着域というプレートがぶつかった部分があります。

そのため、海側のプレートに押し込まれ、

陸側のプレートが曲がって行きます。

 

歪みが生まれ、それが限界に達すると

固着域が剥がれ、陸側のプレートが跳ね上がります。

 

f:id:ka210guitar0405:20180920225741j:plain

 

この固着域が四国から関西にかけて大きくあり、

これが剥がれて、プレートが跳ね上がることで

巨大地震が生まれるのです。

最大マグミチュードは9.1と想定され、

最大震度は7です。

高層マンションは大きく揺れ、

場所によっては地震発生のわずか2分で津波がきます。

 

名古屋にも最大5メートルの津波が、

そして大阪にも、、、

 

これまでの日本

が経験したことのない巨大災害です。

 

 

南海トラフ地震と発生させるスロースリップとは何??

 

Xデーの鍵を握るのがスロースリップという現象です。

このスロースリップは先ほど説明した固着域の周辺でおこります。

陸側のプレートの一部がゆっくりと動く現象です。

 

f:id:ka210guitar0405:20180920225815j:plain

 

このスロースリップは、人が地震を感じるほどの動きがないので

危険なものだと考えられていませんでした。

 

しかし、2011年の東日本大震災の時からその認識は塗り替えられました。

 

マグミチュード9の地震が起こるまでに、

まるで前触れのようにスロースリップが起きていたのです。

 

さらにメキシコで発生した大地震

チリの巨大地震の前にもスロースリップが発生していました。

 

スロースリップ現象が巨大地震の予兆だと言えます。

 

 

実は南海トラフにおいても奇妙な動きが見受けられるそうです。

 

それは日向灘周辺です。

f:id:ka210guitar0405:20180920225836j:plain

 

2002年~2004年、2006年~2010年、2013年と

過去複数回にわたって、九州から南海トラフ震源地に

向かってスロースリップを繰り返しているようです。

 

f:id:ka210guitar0405:20180920225856j:plain

スロースリップ南海トラフ震源地で起こると

新たな歪みが生まれ、巨大地震を誘発してしまうのです。

 

いかがでしたでしょうか。

スロースリップという現象の怖さがわかっていただけたと思います。

 

そして、巨大地震発生の時期を確実に縮めていると言えます。

 

1回1回の発生はそれほど大きな影響は与えないとのことですが

最後の一撃になり兼ねませんので注意が必要です。

 

 

このブログのトップは以下のリンクからアクセスできます。

nankaitorafu-jishin.hatenablog.com